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中国蘇州シンポジウムを開催しました
〜神戸大、京都大、大阪大と中国5大学〜

平成24年9月14日

平成24年9月6日、中国蘇州において、関西の国立3大学(神戸大学、京都大学、大阪大学)と中国の有力5大学(復旦大学・上海交通大学・蘇州大学・同済大学・浙江大学)の総長、学長が一堂に会し、「グローバル人材育成に向けた国際化戦略」をテーマとしたシンポジウムを開催しました。

当行は、6年前に中国・蘇州市に駐在員事務所を開設し、取引先企業の中国進出を積極的にサポートしております。その中で、中国進出企業の皆様方から、「現地法人の総経理(社長)等の主要ポストに、日本の言葉・文化・習慣を熟知した中国人を配すること」や「出来れば日本への留学経験がある人が望ましい」との声を多くお聞きしております。
 産・学による「情報発信」と「意見交換」の場として今回のシンポジウムを企画いたしましたのは、「日中間の留学生の交換・交流」、「現地法人への有能な中国人の採用」が極めて重要であるとの認識からです。
 他方、国内外の大学においても、国際化・情報化の進展と共に、「グローバル人材」をどう育成するかが、大きなテーマとなっています。当行は、平成22年6月にも今回の関西三大学の総長・学長のご参加の下で「関西活性化シンポジウム」を開催する等、産学官連携の推進にも注力して参りました。今回のシンポジウムは、これらを更に進め、内外の大学と現地企業との交流を促進し、現地企業と海外留学生との橋渡しを行うことで、日中に跨がる新しい産学連携の絆を構築することを目的に、関西三大学の全面的なご協力を得て実現したものです。

当日は、午前中、日中8大学の最前線の研究者が環境・エネルギー分野における最新の研究成果を発表する「グリーン・イノベーション」講演会の後、午後から「シンポジウム」が行われました。
 はじめに日中8大学の総長・学長がそれぞれ「グローバル人材育成に向けた国際化戦略」をテーマに講演を行い、その後、日立製作所執行役常務中国総代表北山隆一氏、当行相談役服部盛驍ェ加わり、パネルディスカッションに入りました。日中の大学が置かれたそれぞれの立場から、そして日本の産業界の立場から、産学の垣根を越え、「グローバル人材」を育成する重要性について、活発な議論が行われました。