一つのことを
突き詰めていく。
そんな私らしい
キャリアの歩みが
ここにある。

CS融資課
村尾 愛美

2008年入行
Manami Murao

  • ※2025年3月時点の情報です。

融資の勉強をコツコツと重ね、
先輩の稟議書を
解読できるようになって
自身の成長を実感。

学生時代から、社会に欠かせないインフラに興味を持っていました。道路や建物などの「モノ」としてのインフラも考えましたが、私が特に惹かれたのは、社会システムとしての「金融」というインフラでした。金融はあらゆる業種や人々の生活に関わりを持つため、地域社会の発展に貢献できると感じたのです。
その中でも池田泉州銀行を選んだ理由は、地元関西への愛着があったことと、地域金融を通じて地元の発展に寄与したいという想いからでした。地域に根ざした銀行で働くことで、地元の人々や企業を支える仕事ができると考え、入行を決意しました。
入行1年目は窓口業務を担当しながら、後方業務の一部も教わりました。ご来店されるお客さまがそれほど多くない支店だったため、指導係の先輩からじっくりと基礎を教えていただけたことは、非常に貴重な時間でした。
2年目からは融資業務を担当することになり、業務量が格段に増えたことで、まずは求められるスピードに慣れるのに苦労しました。また、融資業務は窓口で扱っていた預金とは逆のお金の動きであり、業務の根本にある考え方もまったく異なるため、決算書の読み方や稟議書の書き方など、実務を一つひとつ覚えていきました。
当時は融資課の女性職員が少なく、自分のキャリアの行く末をイメージすることが難しい状況でした。それでもコツコツと勉強を重ね、配属当初はまったく理解できなかった先輩の稟議書の意図や論旨が少しずつ解読できるようになり、自身の成長を実感することができました。

一歩ずつしっかり踏みしめながら
着実に前へ進んでいく。
それが私のキャリアの歩み方。

その後は数年に一度転勤を経験しながらも、一貫して融資業務に携わってきました。環境が変わるたびに新たな人や仕事との出会いがあり、そのすべてが成長につながっていると感じています。ともに働く人が変わることで、異なる考え方やスキルに触れることができ、そこには多くの学びがあります。また、お客さまが違えば手がけていらっしゃる事業も異なるため、求められる融資内容や評価方法を勉強し直す必要があり、新たなノウハウを得る機会にも恵まれました。特別な転機があったわけではありませんが、一歩ずつ着実に前へ進んできたという実感があります。
特に強く感じているのは、「人に恵まれた」ということです。融資業務は専門性を高めていく世界ですが、どの職場でも同僚とお互いの仕事をサポートし合い、知識やスキルを惜しみなく教え合う風土が根づいていました。この風土があったからこそ、自分の専門性を磨くことができたと思っています。

お客さまに対して、同僚に対して、
そして自身の責務に対して、
どこまでも「誠実」を
貫いていきたい。

現在は融資課長として、数名のメンバーをまとめるプレイングマネージャーを務めています。辞令を受けたときは、思わず「私には無理です」と言ってしまったほどです。これまで指導を受けてきた課長のみなさんに比べ、自分には足りないことが多いと感じたからです。しかし、支店長から「できる。できない人には声をかけない」と背中を押され、それなら一度チャレンジしてみようと決意しました。
課長職に就いてからひしひしと感じるのは、その責任の重さです。自分の融資案件を担当するだけでなく、課の目標に対する進捗確認やメンバーの案件相談、承認業務など、多岐にわたる業務を担っています。これまで上長に委ねていた判断を、今は自分がしなければならないというプレッシャーの中で、「本当にあらゆる角度から検討したか?」と自問しながら答えを出すよう心がけています。
そんな私の判断のよりどころとなっているのが、「誠実」であることです。お客さまからお預かりしている大切なご預金を資金として融資する以上、預金してくださったお客さまに対して不誠実な融資であってはなりません。そのため、見切り発車の承認はせず、あらゆる材料を集めて検証し、理論的に案件を進める責務を果たすことを大切にしています。この基本的な考え方は、入行2年目で教わった融資業務の基礎が今も私の根底にしっかりと息づいています。
かつては自分のキャリアの行く末がまったくイメージできなかった私が、こうして課長職に就くことができたのは、「これができたなら、次はこれ」とレベルアップを促す業務やポジションを与えてくれた環境のおかげだと思っています。「一つのことを突き詰めるタイプ」という私の性格を見抜き、それに合った道を歩ませてくれた会社や上司に感謝しています。そして今は、支店長をはじめ支店のみなさんや他部署・他支店の方々にたくさん助けていただいています。その支えに応えるべく、さらに成長することが何よりの恩返しだと考えています。これからも研鑽を積み、専門性を磨きながら、お客さまや仲間の期待に応えられる存在を目指していきたいと思います。

子どもの満足感を重視しながら
仕事と育児の両立にチャレンジ!

仕事と育児の両立をしているので、平日は保育園にお迎えに行って、子どもと遊び、夕食の準備をして寝かしつけ。毎日短い時間であっても、子どもが満足感を得られるように過ごしています。土日は子どもの習いごとや通院、外遊びなどにつきあいながら、たまっている家事を片づけるなどしています。