地域への貢献?
それだけじゃない。
ここには
もっと広く大きな
可能性がある。

ファイナンスアレンジ
山下 奈々美

2011年入行
Nanami Yamashita

  • ※2025年3月時点の情報です。

医療・介護チームの立ち上げメンバーとして
みんなで新しい施策を企画・実行。

学生時代、漠然と「世のため、人のためになる仕事」がしたいと思っていました。メーカーも検討しましたが、モノで差別化する仕事よりも、人と接しながら自身の人間力で信頼を築く仕事のほうが自分を高められるという考えから、金融業界に興味を持ちました。その中で、転勤の多いメガバンクと異なり、地元に腰を据えながらも総合職として幅広い仕事ができる当行なら、人として成長しながら長く働き続けることができそうだと考え、入行しました。
入行後2年間、営業店の業務課や融資課を経験した後、新しく発足することになった医療・介護チームに配属されました。このチームは、医療機関や介護施設などへの融資案件を主に推進するチームで、それまで営業経験のなかった私は、金融と医療両方の専門知識が乏しいことへの不安や劣等感を抱えながら、終始緊張しながらお客さまとの面談に臨んでいたのを覚えています。
私が担当していたのは主に新規クリニックの開業資金融資で、開業を希望する医師の方々と面談するなかで、自身の診療経験を地域医療へ生かしたいという熱い想いを伺い、強く共感しました。そして地域貢献性の高いその夢の実現を、金融機関としてお手伝いできることに喜びを感じていました。
一方で、新しく立ち上げたチームだったため、これから取引を推進するためにどのような施策に取り組めばよいかを比較的若いメンバーで話し合い、いろいろアイデアを出して企画・実行していく試みは、実に楽しい経験でした。

転職を考えたことがきっかけで、
当行の温かい人間関係のありがたさや
地銀の可能性の広がりを知った。

これまでのキャリアで、大きな転機が2つありました。1つ目は、転職を考えたものの、思いとどまったこと。私は農学部出身なのですが、当行で数年間働いた経験を生かし、「金融×農業」といった分野で新たなチャレンジをしてみたいと考えました。それを上司に打ち明けたところ、否定するのではなく、「やりたいことがあれば、全部うちでやってみたらいい」と前向きにとらえてもらったことが印象的でした。「当行ならやりたいことができる」と、上司自身の経験を交えて地銀の仕事のおもしろさと可能性をたくさん説いて教えてもらえました。この頃は、毎日のように相談に乗ってもらいながら、「上司と部下」という形式的な関係ではなく、「人と人」として言葉をくれる温かさを感じました。加えて、当時の同僚にも寄り添ってもらったことで、そうした温かい人間関係から離れられなくなり、当行に残る決心をしました。そんな私に対して、変わらず温かく接してくれる環境がありがたく感じられ、さらに覚悟をもって働くようになったと思います。
2つ目の転機は、親になったこと。子どもが生まれて育児をするなかで、自己成長意欲が高まったと感じています。「子どもには善良な人に育ってほしい。ならば自分自身も善良な人間でなければならない」という思いが強くなり、自分を高めるチャレンジや善い行いをさらに意識して行うようになりました。産休中にはスキルアップを目指し、資格取得の勉強にも取り組みました。子どもとの生活を通じて、自分自身が人としてどうありたいかを考え、背中を押してもらっています。

自分たちの活動が
「活気のある地域」づくり、そして
「より良い日本」への貢献に
つながっていく。

今はソリューション営業部のファイナンスアレンジグループで、シンジケートローンのアレンジ業務やエージェント業務、LBOファイナンスなどのストラクチャードファイナンス、さらには営業店で対応する融資案件や私募債のサポートなど、幅広い業務を担当しています。
アレンジのフロント業務と期中管理のミドルバック業務を同時に担当しており、一人ひとりの守備範囲が広いのは地銀ならではといったところでしょうか。自分が組成した案件をワンストップで担当し、お客さまの資金調達の後までこの目で確認できるのはとてもうれしく、またやりがいも存分に味わえます。自分の与信判断がどうだったかを振り返ることもできるので、成長にもつながると感じています。
また、プロジェクトを推進するなかで他行の方とさまざまな調整を行いますが、そのやりとりを通じて、「当行は、柔軟な社風のなかで自分は自由に仕事をやらせてもらえている」と感じることがしばしばあります。こうした点も、当行の魅力の一つと言えます。
一方で社内複業制度を利用し、週に一日程度、通常とはまったく異なる業務に携わっています。以前はこの制度の第一期生としてデジタル戦略部に所属し、業務の効率化や営業力向上を実現するデジタルツールの導入検討を行いました。今は、当行の10年後を考える長期経営戦略策定プロジェクトに参画しています。専門分野も年次もさまざまなメンバーが集まっていますが、キャリアや年齢に関係なくフラットに熱く語り合うとても素敵なチームで、ここでみんなとディスカッションするのがとても楽しい時間になっています。
今後は、私たち池田泉州グループの可能性の大きさを、自らが渦の起点となって広げていきたいと思っています。地銀と言うと「地域に貢献する銀行」というイメージが強く、ともすれば「地域」に視野が集中しがちですが、当行にはもっと大きな可能性があると考えています。自分たちの活動が「活気のある地域」づくりを後押しするならば、それはきっと「より良い日本」への貢献にもつながっていくはず。そういう視点で仕事をしていきたいです。
冒頭で触れた「世のため、人のためになる仕事」がしたいと思って頑張っていると、それをちゃんと見ている人がいて、認めてくれる環境もあって、次の仕事のチャンスをもらえる…。そんな池田泉州銀行で、これからもいろいろな仕事にチャレンジして、人としてさらに成長していきたいと考えています。

子どもとの時間も、飲みに行く機会も。
家族の協力体制に感謝!

平日はバタバタと過ごす日がほとんどですが、ありがたいことに両親と同居しているので、家事を分担し合い、子どもと向き合う時間も確保できています。また、息抜きで飲みに行く機会も持てているので、家族の協力体制に本当に感謝しています。
休日も家族で過ごすことが楽しみです。最近は子どもの習い事で子どもが成長している様子を見るのがうれしいです。また、家族はみんな旅行好きなので、たまには海外旅行へ出かけるなど非日常を楽しんでいます。