田中 健吾
1995年入行
支店長として、行員をまとめ、お客さまのライフサイクルに合わせたさまざまな提案活動を行う。
現在のお仕事の内容を教えてください
支店の価値を、
時代に合わせさらに高める
勤務地である東淀川区は、当行設立とほぼ同時期に店舗を出店した経緯から、現在も当行のお客さまが非常に多い、重要な営業拠点の一つです。かつては預金業務や融資業務が中心でしたが、時代の変遷と共にお客さまのニーズは多様化しており、現在は金融サービスのみならず、お客さまのライフサイクルに合わせたさまざまな提案活動がメインの業務となっています。中でも、事業や資産を次世代に繋ぐ「事業承継サポート」や「相続サポート」は最もニーズが高く、最重要のテーマとして活動しています。支店長として支店の価値をさらに高めるために、多種多様なお客さまのニーズを汲み、それぞれにおけるベストな提案に取り組んでいます。
仕事をしていて感じる当行の強みについて教えてください
大阪に本店を置く、唯一無二の独立系地方銀行であること
平成元年以降、バブル経済の崩壊や金融ビッグバンを経て、銀行持ち株会社の解禁、銀行同士の合併、グループの再編、そして異業種の参入など、金融界に大きな変化が相次ぎました。その中で、当行も旧池田銀行と旧泉州銀行が合併し、平成22年5月に池田泉州銀行として新たなスタートを切っていますが、大阪に本店を置く唯一の独立系地方銀行として、様々な事業者とアライアンスを組みながら、お客さまのニーズに合ったソリューションを選定し、提供できることが最大の強みであると感じています。また、主観的な見解かもしれませんが、人間的にも穏やかで魅力的な方が多く、当行の社風を形成していると感じています。
『ソリューション営業』という観点で印象に残っている案件を教えてください
「一歩踏み込んだサービス」がビジネスの基本
約10年前のこととなります。お客さまの海外ビジネスをサポートする仕事に4年間携わりました。当時は中国進出第4次ブームと言われ、製造業の海外移転だけでなく、消費を取り込むための小売り、流通業など、さまざまな業種の企業が中国進出を計画していました。その折、取引強化を狙っていた大手企業が中国進出を決定しましたが、思うように進まず当行に相談がありました。お客さまのスケジュールの都合上、急ぎで対応する必要があり、上司に相談したところ、「すぐ現地(中国)に行き、サポートするように」との指示。そこで急遽中国に出張し、当行の蘇州駐在員事務所とも連携しながらサポートしました。最終的には無事に進出を果たされ、感謝して頂いた結果、日本での取引も一歩前進する事ができました。「一歩踏み込んだサービス」がお客さまの感動に繋がると改めて認識しました。
今後実現したいことを教えてください
目の前のお客さまに対し丁寧に向き合い、関西の活性化へ繋ぐ
地銀で働くやりがいは、少し大袈裟な言い方ですが、地元を拠点とする事業者や個人のお客さまに対し、金融・非金融サービスを中心としたさまざまな提案活動により、「豊か」になるサポートを行い、関西の活性化に寄与することだと考えています。私自身、関西で生まれ育った人間です。微力ではあっても、愛着のあるこの地域が元気になっていくお手伝いができることは、個人としても大きな充実感を感じます。引き続き、目の前にいるお客さまのニーズや課題に対し丁寧に、喜んでもらえる提案活動を続けていきたいと考えています。