一人暮らしで飼いやすいペットは?
プロに聞くおすすめ10選&
家族で飼いやすい動物も紹介
家で過ごす時間が増えている昨今、ペットを飼いたいと考える人も多いのではないでしょうか。どんなペットが飼いやすいのか? 飼う際に気をつけるべきことは何か? 今回はそんなギモンを総合ペットショップ「ひごペットフレンドリーさん」にお聞きしながら、「一人暮らしで飼いやすいペット」、「家族で飼いやすいペット」についても教えていただきました。
(1)飼いやすいペットの条件とは?
「飼いやすい」と言っても、飼う人の生活スタイルによって選ぶポイントはそれぞれ異なります。例えば一人暮らしで日中に家を空けがちな人であれば、お世話の時間がさほどかからないペットがよいでしょう。抜け毛が少ないペットであれば、掃除の頻度も減らせます。おしゃれなカットができる、人気種であるといったポイントも、一人暮らしの方が好む傾向にあります。一方、家族でペットを飼う場合は、家族と打ち解けやすい好奇心旺盛なペットがおすすめです。また、子どもがいる場合は動物アレルギーを発症しづらいペットであることもポイントになってきます。
(2)一人暮らしで飼いやすい、おすすめの人気ペット10選
第1位「トイプードル(犬)」
カールした毛と愛くるしい表情で人気のトイプードルは、体臭や抜け毛が少ないのが特徴です。ブラウン、レッド、ホワイト、ブラックなど毛色が多様です。運動神経のよい俊敏な犬種で、飼っている人が多いため、アドバイスを得やすいというメリットがあります。抜け毛の少なさなど魅力が多い一方で、元気いっぱい動き回るので、音が響きやすいアパートなどで飼う際はしっかりとした配慮が必要です。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
300,000円〜 | 40,000円〜 | 15,000円 |
第2位「アメリカンショートヘアー(猫)」
その名前の通り、アメリカを原産国とする、短い毛が特徴の猫です。ケガをしにくい丈夫な体型です。一般的にツンデレと言われがちな猫において、比較的アメリカンショートヘアーは人になつきやすい猫種で、1位のトイプードル同様、飼育頭数が多いため、アドバイスを得やすいメリットがあります。短毛なのでブラッシングなど手入れしやすいのも魅力です。猫なので、家具やカーペットで爪とぎすることを視野に入れて飼育環境を整えましょう。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
250,000円〜 | 30,000円〜 | 5,000円 |
第3位「フェレット」
胴が長く手足が短い愛らしい風貌が人気のフェレットです。イタチ科の肉食性の小動物です。ほとんど鳴くことがないので、一人暮らしのワンルームなどでも飼いやすいのがおすすめポイントの一つです。意外かもしれませんが、小動物の中でも人になつきやすく、慣れてくると犬並みのコミュニケーションが取れるようになります。体臭がやや強い傾向にあるので、におい対策をしっかりと心がける必要があります。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
80,000円〜 | 30,000円〜 | 10,000円〜 |
第4位「ウサギ」
つぶらな瞳となめらかな毛並みに癒されるウサギも、一人暮らしで飼いやすいペットの代表格です。もともと鳴かない動物のため、鳴き声を気にする必要がありません。比較的なつきやすく、トイレを覚えるのがスムーズです。気ままに寄ってくる程度なので、犬などに比べて長時間のコミュニケーションを必要としないのも単身で飼いやすいポイント。体臭は少ないですが、おしっこの臭いが強いのでトイレには配慮が必要です。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
30,000円〜 | 30,000円〜 |
第5位「ハムスター」
小動物のペットと聞いてハムスターを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。種類が多く、初期費用を小さく抑えられ、ペット初心者にも適しています。大きなゲージを必要としないので、一人暮らしのコンパクトな住まいでも快適に飼えるのが魅力です。一方、季節に合わせて、しっかりと室温調節してあげる必要はあります。小さくてデリケートなぶん、弱ってしまわないように、長時間の触れ合いは避けなければなりません。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
2,000円〜 | 5,000円〜 |
第6位「セキセイインコ(鳥)」
ペットとして飼う鳥のなかでも代表的な鳥種です。なつきやすく、飼育数も多く人気です。緑、水色、黄色などのカラフルな色合いがチャーミングで、雛から育てれば手乗りになつかせることも可能です。セキセイインコはおしゃべりが得意とされるので、コミュニケーションを楽しめそうです。気をつけなければならないのが、窓を開けた際の脱走。部屋の換気には注意が必要です。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
4,000円〜 | 20,000円〜 |
第7位「デグー」
ネズミのような、リスのようなビジュアルで昨今人気なのがデグーです。ハムスターよりは大きめのゲージが必要ですが、それでも限られた広さで飼育できるので、一人暮らしの住まいにも適しています。散歩などのお世話は不要で、人になつきやすいのも魅力です。おしっこの臭いが強めなので、まめに掃除することを心がけてください。また、繁殖期に気が荒くなる可能性があることも覚えておきましょう。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
20,000円〜 | 30,000円〜 |
第8位「金魚・メダカ(魚)」
金魚やメダカは馴染み深く、子どもの頃にいちどは飼った経験がある人も多いかもしれません。この2種類は魚の中でも弱りにくく、病気にかかりにくいため、比較的飼育しやすいのが特徴です。泳ぐ姿を眺めていると、なんともいえない癒しの時間を得られます。一方で、水道代や電気代といった光熱費がかかることをお忘れなく。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
500円〜 | 10,000円〜 |
第9位「ヒョウモントカゲモドキ(ヤモリ)」
爬虫類ペットの入門として代表的な品種で、人気も高いのがヒョウモントカゲモドキです。つぶらな瞳で、パチリとまばたきする仕草がたまりません。爬虫類のなかでもなつきやすく、病気にかかりにくいところも飼いやすいポイントです。夜行性なので夜に活動しますが、散歩等は不要なので忙しい人でも安心して飼えます。ただし、爬虫類に対応する動物病院は限られているので、飼う前にしっかりと病院を把握しておくのが大切です。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
20,000円〜 | 15,000円〜 |
第10位「モルモット」
動物園のふれあい広場などでもおなじみのモルモットは、ハムスターより少し大きくて丸っこいのが特徴です。もふもふとした毛がかわいらしく、気ままではありますが、人なつっこさも備えています。ハムスター同様、季節に合わせて室温調節してあげることが大切です。また、足が細いので落下などによるケガにはよく注意する必要があります。
生体代 | 飼育用品 |
---|---|
10,000円〜 | 20,000円〜 |
(3)家族で飼いやすい、おすすめの人気ペット5選
一人暮らしで飼いやすいペットと同じく、家族向けにもトイプードルはおすすめ。抜け毛が少ないので、比較的アレルギーが出にくい犬種とされています。活発でよく動くので、小さな子どもが抱っこする時には注意が必要です。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
300,000円〜 | 40,000円〜 | 15,000円 |
第2位「メインクーン(猫)」
猫のなかでも大型種で、体格ががっしりとしていて丈夫。人になつきやすく、コミュニケーションを取るのが上手です。抱っこされるのを好むケースも多いので、子どもとの触れ合いも楽しめることでしょう。毛が長く、抜け毛も少なくないので、まめにブラッシングするなどケアは欠かせません。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
300,000円〜 | 50,000円〜 | 5,000円 |
第3位「シーズー(犬)」
おだやかで落ち着いた性格のシーズーは、小さな子どものいる家庭だけでなく、年配の方にも飼いやすい犬種。抜け毛が少ないのもポイントです。毛が二重構造になっているダブルコート種であり、暑がりでもあるので、夏は涼しくしてあげることが大切です。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
400,000円〜 | 60,000円〜 | 15,000円 |
第4位「フェレット」
一人暮らしで飼いやすいペット第3位でご紹介したフェレットはこちらでもランクインしています。とくに、毎日の散歩など長時間を確保しづらいけれど人になつきやすい動物を希望する家族に向いています。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
80,000円〜 | 30,000円〜 | 10,000円 |
第5位「ゴールデンレトリーバー(犬)」
家族に迎えれば、人が1人増えたと感じるほどの存在感を味わわせてくれるのがゴールデンレトリーバー。子どもの情操教育や家族の支えになってくれることでしょう。知能が高く、愛情も伝わりやすいのが魅力です。一方、大型犬なのでやはり飼育費用は大きくなります。
生体代 | 飼育用品 | 予防接種 |
---|---|---|
600,000円〜 | 60,000円〜 | 15,000円 |
(4)まとめ〜ライフスタイルに合ったペットをじっくりと考えて〜
今回紹介したように、ペットはそれぞれに特徴があり、飼いやすいポイント、気をつけるべきポイントが異なります。自身のライフスタイル、現在の住まいの環境、嗜好などと照らしあわせて、じっくりと考えてみましょう。また、生き物を飼うことには、当然ながら責任も伴います。しかし、大切なペットがいつもそばにいて、愛情を注ぎながら一緒に暮らしていくことは、大変さ以上に幸せや癒しが大きいはずです。
池田泉州銀行では、ペットの購入だけではなく、ペットの関連費用にもつかえる「ペットローン」があります。
これからペットを新しい家族として迎えたい、ペットの健康維持や長生きのために医療費をまかないたい、ペット保険に入りたいなど、ペットに関するさまざまな費用に対応することができます。
まずは記事を参考に、ペットとの豊かな時間を思い描いてみてはいかがでしょうか。
- 記載されている金額はあくまでも目安であり、それぞれのペットショップ、動物病院によって金額は異なります。
- 飼育用品の費用は初回に必要な道具、餌代などを合計した目安の金額です。
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