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定期預金とは?
種類やしくみ、
選び方を分かりやすく解説

定期預金は、銀行や信用金庫など、さまざまな金融機関によって提供されている定番の貯蓄方法の1つ。

元本保証されている安心感と、普通預金よりも高い金利設定から、「コツコツと貯蓄したい」という方に選ばれている金融商品です。

定期預金といってもその種類は1つではありません。

中には一定の条件を満たすと特典として金利が優遇されたり、プレゼントがもらえたり、間接的に社会貢献ができたり、金融機関それぞれの特色を活かしたユニークな定期預金もあるのです。

本記事では、そんな定期預金の今更聞けないしくみや、種類、利用するメリット・デメリット、どんな活用方法がおすすめか、などをわかりやすく解説します。

1. 定期預金とは?

定期預金とは、あらかじめ決められた期間お金を金融機関に預けるしくみの預金のことです。

預入れ期間は1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月・1年・3年・5年、と商品によってさまざまで、自分自身で期間を選べるタイプと、あらかじめ決まっているタイプがあります。

原則として、どちらも満期(期限)になるまでお金を引出すことはできません。

その代わり、普通預金よりも高い金利で貯蓄をすることができるのが特徴。

また、元本保証の金融商品であり、預入れたお金と利息は契約どおり、満期時に受取ることができます。

簡単にいえば、定期預金は「一定期間引出さない」ことと引き換えに「利息を多めにもらえる」安心・堅実な預金商品です。

普通預金との違い

定期預金と普通預金の主な違いは「預入期間」と「金利」の2つで、まとめると次のとおりです。

  • 預入れ期間:普通預金は満期がなくいつでも預入れ・引出しができますが、定期預金はあらかじめ定めた期間(満期)があり、原則として、その期間が終わるまで引出せません。
  • 金利:普通預金の金利は変動制で定期預金よりも低いのが一般的ですが、定期預金は満期まで固定金利で、普通預金より高めに設定されています。

こういった違いから、定期預金は将来使う予定の資金を計画的に貯めておくのに適しており、日常的に使うお金は普通預金、しばらく使う予定のないお金は定期預金、といった使い分けがおすすめです。

2. 定期預金の種類

定期預金といっても、金融機関によってさまざまな商品があります。

  • スーパー定期
  • 積立式定期預金
  • インターネット・アプリ専用定期預金
  • 特典付き定期預金
  • 社会貢献連動型定期預金

それぞれどのような定期預金なのか、くわしくみていきましょう。

スーパー定期

最もスタンダードな定期預金で、預入れ期間を1ヵ月から最長10年程度まで自由に選べるシンプルな商品です。

少額(商品によっては1円単位)から預入れ可能で、預入れ時の金利が満期まで変わらず適用されます。

たとえば、池田泉州銀行では、預入れ額が300万円未満の『スーパー定期』、300万円以上の『スーパー定期300』の2種類があり、次のような条件で提供しております。

スーパー定期 スーパー定期300
ご利用いただける方 個人および法人のお客さま
  • 半年複利(期間3年以上の場合)の場合は個人の方に限らせていただきます。
預入れ金額 1円以上300万円未満 300万円以上
お預入れ期間 1ヵ月・2ヵ月・3ヵ月・6ヵ月
1年・2年・3年・4年・5年・7年・10年
  • 1ヵ月超5年以内で満期日を決めるタイプもあります。
適用金利 お預入れ残高に応じた利率を適用します。
円預金金利一覧
その他
  • マル優でもご利用いただけます。
  • 自動継続扱いの場合、継続後もスーパー定期、
    またはスーパー定期300にてお取扱いさせていただきます。
  • ATM、インターネットバンキングからもお預入れいただけます。

定期預金の満期の取扱い

定期預金を預入れするとき、満期到来後の取扱い方法(継続方法)をあらかじめ指定するしくみがあります。

多くの金融機関では、以下の選択肢から選べるのが一般的です。

  • 元金継続:
    満期時に「元金のみ」を自動的に再度預入れ。
    満期時に発生した利息は、普通預金口座などに入金され、自由に利用できる。(利息を使いたい人や生活費に充てたい方向け)
  • 元利金継続:
    満期時の「元金と利息の合計額」を自動的に再度預入れ。
    (複利効果を活かして、資産を効率的に増やしたい方向け)

どちらを選ぶかによって、次の満期時に受取れる金額が変わるため、目的に応じて選ぶことが大切です。

積立式定期預金

毎月一定の金額を自動的に積立てていくしくみの定期預金です。

普通預金口座から毎月決まった金額を定期預金に振替えて積立てるしくみになっており、一度にまとまった資金がなくてもコツコツと貯蓄できるのが特徴。

毎月自動で口座から貯蓄していくため、「知らない間に思ったより早くまとまったお金が貯まっていた」という効果も期待でき、お金があるとすぐに使ってしまってお金をためることができない人や、教育資金・旅行資金・マイホーム資金などはっきりとした貯蓄目標に向けて計画的に積立したい人に向いています。

インターネット・アプリ専用定期預金

スマートフォンの銀行アプリやインターネットバンキングから申込めるインターネット専用の定期預金です。

通帳を発行しないオンライン専用口座の商品で、その分コストが抑えられるため、他の定期預金の商品より高い金利が設定されていることが多いです。

たとえば、池田泉州銀行の『ダイレクトプラス定期』、『アプリde定期』では、スーパー定期、スーパー定期300と比べて金利が高くなっています。

期間 ダイレクトプラス定期 アプリde定期 スーパー定期 スーパー定期300
1年 0.500%※1 0.550%※2 0.275%※3 0.275%※3
5年 0.600%※1 - 0.400%※3 0.400%※3
  1. 2025年12月19日時点の適用金利です。現在の情報はこちらをご確認ください。
  2. 2025年12月19日時点の適用金利です。お預入れには一定の条件を満たす必要があります。くわしくはこちらをご確認ください。
  3. 2025年12月19日時点の適用金利です。現在の情報はこちらをご確認ください。

さらに来店不要で24時間いつでも手持ちのスマートフォンやパソコンから手続きできる手軽さも魅力。

ネット銀行に慣れている人や、少しでも高い金利を求める人に向いています。

特典付き定期預金

預金者の属性や資金の種類、預入れ額など一定の条件を満たすと、特典(金利優遇やプレゼント)がつくしくみの定期預金です。

金融機関によって、金利の優遇や、地元の名産品、旅行、スポーツ観戦チケット、観劇チケットなど、さまざまな特典があるため、さまざまな金融機関の定期預金をうまく活用して楽しまれている方もいらっしゃいます。

特典の内容は主に次の2種類。

  • 条件に応じた金利優遇
  • 商品・サービスのプレゼント

それぞれくわしく見ていきましょう。

条件に応じた金利優遇型の定期預金

一定の条件を満たすと通常より金利が上乗せされる定期預金です。

たとえば、次のような定期預金があります。

  • 退職金定期預金:退職金として受取った資金を対象として金利が優遇される定期預金
  • 年金定期預金:公的年金の受取指定を条件として金利が優遇される定期預金
  • 相続定期預金:相続で受取った資金を対象として金利が優遇される定期預金

他にも、金融機関によってさまざまな条件で金利が優遇される定期預金があります。

  • 新たに他行から入金された資金を預入れすると金利が優遇される定期預金
  • 預入れ期間に応じて金利が優遇されるステップアップ型の定期預金
  • 資産運用商品(投資信託等)のお申込みとセットで金利が優遇される定期預金
  • 期間限定で金利が優遇されるキャンペーン型の定期預金

条件に合う商品があれば、通常より有利な金利で預入れできるチャンスです。

池田泉州銀行では、次のような金利優遇型の定期預金商品をご用意しております。

商品・サービスプレゼント型

一定の条件を満たすと、商品やサービス、キャラクターグッズ、商品券、ポイントなどのプレゼントがもらえる定期預金です。

プレゼントの品は金融機関によって多種多様。

定期預金を通じて、貯蓄ができるだけではなく、プレゼントでちょっと得した気分になったり、楽しみができたり、エンターテインメント性が特徴です。

プレゼントの種類としては主に次のようなものがあります。

  • ギフト型:特定の商品や商品券などのプレゼント
  • ポイント還元型:銀行独自や共通ポイントを付与
  • 抽選型:預入者の中から抽選で景品をプレゼント

季節限定など、キャンペーンとして提供されることが多い定期預金であるため、気になるプレゼントがあった場合には募集期間が過ぎる前に申込みしましょう。

池田泉州銀行でも不定期でさまざまな定期預金商品を展開しておりますが、特にお客さまにご好評いただいているのが、池田泉州銀行の公式キャラクターのラン&ラブのオリジナルグッズをプレゼントしている『サマー&ウィンターキャンペーン(※期間限定)』、そして「毎月の抽選で宝塚歌劇に年間1,000組(2,000名さま)ご招待」の特典がついた『すみれの花定期預金』です。

社会貢献連動型定期預金

預入れた資金が環境保全や福祉など社会貢献活動に役立てられるしくみの定期預金です。

金融機関が預かった資金の一部を環境・社会事業へ融資したり、定期預金の利息分や金融機関負担分を寄付したりすることで、定期預金を通じて間接的に社会貢献ができるのが特徴。

たとえば、池田泉州銀行の『こどもの夢応援定期』は、お客さまからお預りする預金残高の一定割合を地域のこども支援活動団体等へ年に1度、池田泉州銀行が寄付を行う、寄付型定期預金です。(寄付金をお客さまにご負担いただくものではありません。)

定期預金に預入れるだけで、貯蓄をしながら、間接的に社会貢献活動ができるため、「社会の役に立つような活動をしたいけれど、そんな体力や時間がない」という個人・法人の方にご好評いただいている定期預金です。

3. 金融機関それぞれで定期預金のラインアップが異なる

定期預金の商品ラインアップはどの金融機関にも共通する部分がありますが、金融機関ごとのコンセプトによって定期預金のラインアップが異なります。

各金融機関が地域性や顧客ニーズに合わせてユニークな商品を用意しており、ラインアップの特色は金融機関ごとに異なります。

たとえば、池田泉州銀行の場合では、利用者のライフステージ(学生・社会人・シニア)に合わせて必要となる定期預金商品をラインアップしているのが特徴です。

次の図は、池田泉州銀行におけるライフステージ別の主な定期預金の商品例です。
(※この他にも不定期でさまざまな定期預金商品を展開しております)

  • 2025年12月19日時点の定期預金商品ラインアップの一例です。

金融機関ごとのコンセプトに沿った商品展開があるため、自分に合った定期預金を選ぶ際には各金融機関のラインアップを比較してみるとよいでしょう。

池田泉州銀行のおすすめ定期預金商品

池田泉州銀行の定期預金商品のなかで特におすすめのものを2つご紹介します。

池田泉州銀行の『ダイレクトプラス定期』は、来店不要・スマホ完結で利用できるインターネット専用の定期預金です。

口座開設から預入れまでスマホアプリで手続きができ、預入れ期間が1年の場合の金利が年0.500%※4とスーパー定期、スーパー定期300の年0.275%※5などに比べると高く設定されています。

元本保証の安心感はそのままにインターネット専用口座だからこそ実現できる高い金利で効率よく資産を増やせるのが魅力。

24時間365日好きなときにアプリから簡単に申込めるので、忙しくて日中に窓口に行けない方でも手軽に利用できます。

  1. 2025年12月19日時点の適用金利です。現在の情報はこちらをご確認ください。
  2. 2025年12月19日時点の情報です。現在の情報はこちらをご確認ください。

こどもの夢応援定期

池田泉州銀行の『こどもの夢応援定期』は、定期預金を通じて子ども支援活動を応援できる寄付型定期預金です。

お客さまからお預りする預金残高の一定割合を地域のこども支援活動団体等へ年に一度、池田泉州銀行より寄付を行うしくみです。
(※寄付金はお客さまにご負担いただくものではありません。)

大阪府の『子ども輝く未来基金』や、兵庫県の『児童養護施設や里親の下で育つ子ども応援プロジェクト』『子ども食堂・ヤングケアラー等応援プロジェクト』などが寄付先の一例となっており、預金を通じて地域の子どもたちを応援できる定期預金です。

  • 2025年12月19日時点の主な寄付先の一例です。

お預入れ金額は、個人の方が30万円以上、法人の方が500万円以上で、お預入れ期間は1年です。

また、本商品の預入れに賛同いただいたお客さまには次のような特典があります。

  • 個人:池田泉州銀行オリジナルのラン&ラブオリジナル記念品(刺繍キーホルダー)を進呈します。
    • 2025年12月19日時点の記念品です。
  • 法人:企業名を池田泉州銀行のホームページ等で紹介します。
    (事前に同意書をご提出いただいた企業さまのみ)

4. 定期預金のメリット

定期預金を貯蓄方法の1つとして選ぶメリットは主に次の5点です。

  • 安全性が高い
  • 普通預金に比べて金利が高い
  • 計画的な資産形成ができる
  • 使い道によってさまざまな種類の定期預金商品がある
  • 手続きが簡単で管理がしやすい

それぞれくわしく見ていきましょう。

安全性が高い

定期預金のメリットはその安全性の高さにあります。

株式や投資信託のように元本割れのリスクがありません。

たとえ金融市場の状況が変動しても預入れしたお金と利息は契約どおり金融機関から支払われるため、安心感のある貯蓄方法といえます。

さらに定期預金は預金保険制度の対象であり、万が一金融機関が破綻した場合でも預金者一人につき元金1,000万円とその利息まで保護されます。

このように、預けたお金が戻ってこなくなる心配が極めて低い点が定期預金の魅力です。

普通預金に比べて金利が高い

定期預金は一定期間引出せない代わりに、普通預金に比べて金利が高く設定されているのが一般的です。

同じ金額を預けるなら、普通預金より定期預金のほうが、利息が多くもらえるメリットがあります。

たとえば、池田泉州銀行の場合、普通預金の金利は年0.200%※6ですが、スーパー定期、スーパー定期300の金利は、1年預入れで0.275%、5年で0.400%※6と高くなります。

預金口座に置いておくだけの資金であれば、普通預金より定期預金で運用したほうが効率よく利息を得ることができるのです。

  1. 2025年12月19日時点の情報です。現在の情報はこちらをご確認ください。

計画的な資産形成ができる

定期預金は「使わないお金を貯める」ため、計画的な資産形成に役立ちます。

満期まで引出せないルールがあることで、「あるとつい使ってしまう」という人でも貯蓄を続けられる効果があるのもメリットの1つ。

特に毎月自動で積立てる積立式定期預金を利用すれば、自分で振込み等の手間をかけずにお金を貯めることができ、いつの間にか貯蓄する習慣が身につきます。

このように「手を付けられない預金」のしくみを利用し、計画的な資産形成ができるのも定期預金のメリットの1つです。

使い道によってさまざまな種類の定期預金商品がある

定期預金にはさまざまな種類の商品が存在し、目的に合わせて選べるというメリットもあります。

スタンダードなスーパー定期から、コツコツ貯められる積立型、ネット限定で金利が高い商品、特典やキャンペーン付きのもの、社会貢献型のものまで種類は豊富です。

金利や預入期間、特典の有無など自分のニーズに合った商品を選択できるため、「預けるなら自分の目的に合った定期預金を活用したい」という方にもメリットがあります。

手続きが簡単で管理がしやすい

定期預金はしくみがシンプルで、手続きや管理も簡単です。

基本的には金融機関で口座を作りお金を預入れるだけで開始でき、あとは満期まで何もせずとも自動で利息が計算され、受取れます。

難しい金融知識がなくても利用でき、ネット専用商品の場合はスマホ一つで24時間いつでも申込める手軽さもあります。

また、預金商品なので未成年でも利用可能で、将来のために子どもの名義で預入れしておくこともできます(※金融機関によっては制限がある場合があります)。

誰にとっても扱いやすく気軽に始められる点も、定期預金のメリットといえるでしょう。

5. 定期預金のデメリット

一方で、定期預金には次のようなデメリットもあります。

  • 自由に引出せない
  • 投資商品のような大きなリターンは期待できない

それぞれくわしく見ていきましょう。

自由に引き出せない

定期預金は原則預入れ期間中にお金を自由に引出せないため、流動性(いつでも使える自由さ)が低いのがデメリットです。

急な出費が発生しても原則として満期までは引出せないため、手元に置いておきたい資金には不向きです。

途中で解約することはできますが、その場合適用金利は当初の定期預金金利ではなく「中途解約利率」に変わってしまいます。

中途解約利率は、多くの場合、普通預金並みの金利となるため、当初期待していた利息は受取れなくなる可能性が高いです。

つまり定期預金には満期まで使う予定のない資金だけを預けることが重要だといえます。

投資商品のような大きなリターンは期待できない

定期預金は「使わないお金を貯める」ことに特化した商品であるため、低リスクな反面、ハイリターンは望めない点もデメリットです。

株式や投資信託のような利益は期待できず、インフレ(物価上昇)局面では預金の利息よりも物価の上昇の方が大きくなり、実質的にお金の価値が目減りしてしまう可能性もあります。

このように「大きく増やす」というより「元本を減らさず確実に貯める」ことが目的の商品である点を理解しておきましょう。

6. 自分に合った定期預金商品を探してみよう!

定期預金について、しくみや種類、利用メリットやデメリットについてくわしく解説してきました。

定期預金はリスクを抑えて着実に増やせる反面、大きな利益は望めませんが、「使わないお金をただ眠らせておくのではなく、安全に運用したい」という方には最適な選択肢と言えます。

各金融機関からさまざまな定期預金商品が提供されているので、本記事を参考にしながらぜひご自身の目的やニーズに合った定期預金商品を探してみてください。

池田泉州銀行でも学生、社会人(就職・結婚・出産・住宅購入)、シニア(退職、年金、相続)、趣味、社会貢献活動など、みなさまそれぞれのライフステージやライフイベントに合わせた定期預金商品をご用意しております。

ぜひ、ご自身に合わせてご活用ください。

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