そろそろクルマがほしい!
マイカーを所有するか、レンタルするか、それとも…
迷っているあなたにぴったりなのは?
マイカーを所有するには、まとまった資金が必要となり、月々の費用もかかります。一方、これまでレンタカーを利用したことはあっても、カーシェアやカーリースについては具体的な仕組みまで知らない方が多いかもしれません。
それぞれのメリット、デメリットから、クルマとのどんなつきあい方があなたにぴったりなのか探ってみましょう。
(1)好きな時に好きな場所へ、自由に使える「マイカー」
メリット
マイカーを所有すれば、いつでも自由に利用できます。こだわりの車種を手に入れて、自分好みにカスタマイズするなど、大事に使うほど愛着心も人一倍。文字通り自分の財産となり、売却することもできます。
デメリット
車両代だけでなく、自動車税などの税金、保険料はもちろん、毎月の駐車場代やガソリン代といった定期的な費用がかかります。故障した場合の修理代、消耗品の交換などメンテナンス代が思いのほか大きな出費となることもあります。
(2)必要に合わせて手軽に乗れる「レンタカー」
メリット
クルマの購入費用はもちろん、保険料や駐車場代、維持費が不要のレンタカー。目的に合わせてお好きな車種を選ぶことができ、時間や日数により定められた料金で気軽に利用できます。借りた場所とは異なる場所での返却も可能。
デメリット
レンタカーは空きがなければ借りられず、いつでも思い通りに乗れるとは限りません。そもそも住まいの近くにレンタカー会社がなければ不便で、使い勝手がいいとは言えません。利用時間に応じた料金体系のため、所定の時間をオーバーした場合は超過料金が発生。返却時にはガソリンを満タンにする必要があるため、その費用もかかります。
(3)短時間だけ、安い料金で乗るなら「カーシェア」
メリット
カーシェアは、会員間でクルマを共同で使用するサービス。会員登録をすればパソコンやスマートフォンで手軽に利用予約できます。専用のコインパーキング(ステーション)に駐車されているクルマに会員カードをかざしてドアを解錠。利用後は元の場所に戻し、会員カードで施錠します。料金は登録されたクレジットカードで一括払いとなります。燃料計が半分程度に減った場合は、車内に設置されている給油・洗車カードで満タン給油を行う必要がありますが、クルマの返却時に給油や洗車を行うと利用料金の割引を受けられる場合もあります。
デメリット
カーシェアは、必ずクルマを元の場所に戻さなければなりません。予約時に返却時間を設定し、利用中は常に返却時間を意識する必要があります。長時間利用すると、レンタカー料金を上回ることになるので要注意。もちろん先約があれば利用できないため、日常使いには不向きかもしれません。
(4)契約期間中、月々定額で利用できる「カーリース」
メリット
カーリースは、ご自分の好きなクルマを一定の契約期間、月々の定額で乗ることができるシステムです。車両代や整備修理代、各種税金、自賠責保険などはリース料に含まれます。ガソリン代や駐車場代などの定期的な費用はかかるものの、頭金など初期費用もなく、月々の支払額を抑えられる点が魅力。自家所有と同様に、お好きなナンバープレートを選ぶこともできます。
デメリット
日頃から整備・修理代をかけて大事に乗ったのにもかかわらず、支払いが終わってもクルマは自分のものになりません(オプションプランによっては、自分のクルマになる場合もあります)。リースの延長か、別の車種での再契約となります。また契約終了時に高額の精算金が発生する場合があり、もし途中解約した場合は違約金の一括払いが求められます。
(5)使い勝手が先か?お得が先か?比べてみましょう。
マイカーを所有することにこだわりがなく、少しでも費用を抑えたいのなら、お住まいの環境も見極めつつ、ライフスタイルにあわせて、クルマとのつきあい方を考えてみてはいかがでしょうか。
またここまで紹介してきたクルマの利用方法別に、費用・メリットとデメリットなどをまとめましたので、こちらも参考になさってください。
マイカー | レンタカー | カーシェア | カーリース | ||
---|---|---|---|---|---|
メリット | いつでも好きな時に好きな場所へ、自由に利用できる | 利用料金が明確/出先や旅先など借りた場所とは異なる場所で返却できる | 24時間いつでも予約・利用できる/出先や旅先でも利用できる | 初期費用などの負担が抑えられる/月々の支払いが安定/いつでも好きな時に好きな場所へ、自由に利用できる | |
こだわりのポイント | 自分の財産になる/好きな車種に乗れる/自分好みにカスタマイズも | 利用分の費用で済む/いろんな車種に乗れる | 費用も手間もかからないのが魅力 | マイカー所有と変わりなく使える | |
デメリット | 初期費用から維持費・税金・保険料まで負担が大きい | 近所にレンタカー会社がなければ不便/利用時間が気になる/超過料金が発生する場合も | ステーションが近所になければ不便/空きがないと乗れない/長時間の利用に不向き | 支払いが終わっても自分のものにならない/高額の精算金が発生する場合も | |
初期費用・ ランニングコスト |
車両代・自動車税などの税金・保険料・駐車場料金・ガソリン代・整備修理代その他 | 利用料金・ガソリン代その他 | 月々など固定の会費・利用料金 | 月々定額のリース料金・保険料・駐車場料金・ガソリン代・整備修理代その他 |
(6)まとめ
レンタカー、カーシェア、カーリースは、どうしても使い勝手の面で、さまざまな制約があります。長い目で見ればマイカーを所有することがベストな選択になるかもしれません。
ただ、マイカーとなると高い買い物になるので、購入の際には「マイカーローン」の利用も視野に入れるなど、最適な利用方法を検討することも大切です。
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