知り合いに赤ちゃんが生まれた!
本当に喜んでもらえる出産祝いとは。
親戚や友人などに赤ちゃんが生まれたら、「おめでとう」の気持ちを込めて、出産祝いを贈りたいもの。でも、出産祝いに何を贈ったらいいのかわからないという人もおられるのではないでしょうか。
そこで、ここでは本当に喜んでもらえる出産祝いは何なのか、ママのアンケート結果をもとにご紹介していきます。また、出産祝いを贈る際に知っておきたいマナーも合わせてご紹介します。
(1)出産祝いのマナー
まずは出産祝いを贈る際の基本マナーを紹介します。マナーを知らずに贈ってしまうと、せっかくのお祝いの気持ちが台無しなんてことにもなりかねないので、しっかりおさえておきましょう。
出産祝いを贈るタイミング
出産祝いを贈る時期は、赤ちゃんが「お七夜」を迎える生後7日から、「お宮参り」に行く生後1ヵ月の間が一般的とされています。とはいえ、出産してしばらくは、入院中であったり、慌ただしいはずなので、赤ちゃんが生まれてから2週間〜3週間頃に贈ることをおすすめします。
タイミングを逸してしまった場合は、ひと言お詫びを添えて、贈るようにしましょう。もしも上記の目安時期を大きく外れてしまった場合は、赤ちゃんの1歳の誕生日に合わせてプレゼントを贈ってもいいでしょう。
出産祝いの贈り方
贈り物は直接会って渡すのが基本マナーですが、出産後間もないママや赤ちゃんは体調の変化が大きかったり、赤ちゃんのお世話で落ち着かない時期でもあるので、郵送や宅配便で送るほうが無難です。里帰り出産の場合は、送り先をご実家とご自宅のどちらにするかを確認してから送りましょう。
また、どうしても手渡ししたい場合は、あらかじめ都合を聞いて、できるだけ先方の負担にならないように気をつけましょう。
出産祝いの「のし紙」「のし袋」の書き方
出産祝いは、ギフト品であれば「のし紙」を付け、現金や商品券であれば「のし袋」に入れて贈ります。水引の付いたもので贈る場合は、“何度繰り返しても嬉しい”という意味を込めて、ほどいて何度でも結べる「紅白の花結び(蝶結び)」の水引を使います。
表書きは、黒の毛筆もしくは筆ペン、サインペンを使って書きます。ボールペンや万年筆はNGです。表書きは、のしの上部(水引の上)に「御出産祝」と書き、下部に自身の名前をやや小さめに書きます。
のし袋の場合は、中包みの表に「金○萬円」などと入れる金額を書き、裏に自身の名前と住所を書きます。現金を入れる場合は、新札を用意し、開けたときにお札の人物の顔が上部に来るように包みます。複数枚を入れる場合はお札の向きを揃えましょう。
出産祝いに添えるメッセージ
出産祝いにはメッセージカードを添えて、自分なりのお祝いのメッセージを書きましょう。
メッセージの内容は、赤ちゃん誕生のお祝いの気持ち、出産を終えたママの体調への気遣い、赤ちゃんの成長とご家族の健勝を祈る気持ちなど。伝えたい想いがたくさんあったとしても、あまり長文にならないように気をつけましょう。
また、メッセージを書く際は、「死ぬ」「切る」「絶える」「消える」「流れる」などの忌み言葉は避けること。「苦労」「不安」「困る」「大変」「心配」などといった言葉もネガティブな印象を受けるので使わないようにしましょう。
避けたほうが良い贈り物
出産祝いとして縁起が悪いとされているものもあるので注意が必要です。
たとえば、“苦”や“死”を連想させる「櫛」、縁が切れることを連想させる「刃物」、お葬式の会葬御礼などによく使われる「日本茶」、別れを連想させる「ハンカチ」などは、お祝いの品としては不適切とされています。ギフトを贈る際は、出産祝いとして相応しいかどうかを確認してから贈るようにしましょう。
また、現金を贈る際も同様に、“4”や“9”を含む数字は避けたほうがいいでしょう。
(2)出産祝いの金額相場はどれくらい?
出産祝いを贈る際、どれくらいの金額が相場なのでしょうか。
先方との関係性によって金額は変わってくるので、その目安を下表にまとめてみました。この金額はギフトとして贈る場合も現金として贈る場合も変わりません。なお、日頃の付き合いや親しさによっても金額は変わってきますので、あくまで目安として参考にしてください。
ちなみに双子が誕生した場合は、下記金額の1.5倍くらいが目安とされています。
また、会社の同僚などに赤ちゃんが生まれた場合、会社の仲間で少しずつお金を出し合い、トータルでちょっと高価なものを贈るというケースもあります。
出産祝いの金額相場
ママ・パパとの関係 | |
---|---|
親(赤ちゃんの祖父・祖母) | 30,000円〜100,000円 |
兄弟姉妹(赤ちゃんのおじ・おば) | 10,000円〜30,000円 |
親戚 | 5,000円〜30,000円 |
友人 | 5,000円〜10,000円 |
会社の上司 | 5,000円〜10,000円 |
会社の同僚・部下 | 3,000円〜5,000円 |
その他、知り合い | 3,000円〜5,000円 |
(3)ママがもらって嬉しい出産祝いとは
定番の出産祝い
ママがもらって本当に嬉しかった出産祝いは何なのでしょうか。ナイスベビーラボさんのアンケート結果を見てみましょう。
1位 | 現金(40.6%) |
---|---|
2位 | 紙おむつ(16%) |
3位 | ベビー服(11.8%) |
4位 | おくるみ(8.6%) |
5位 | ベビー食器セット(6.4%) |
6位 | その他(16.6%) |
- 出典:ナイスベビーラボ/出産祝いをもらったことがある子育てママ187名にアンケート調査(2019年6月実施)
1位は「現金」という結果でした。ベビー用品などはお下がりがあったり、親戚などから譲り受けたり、すでに持っている可能性もあることから、本当に必要なものにフレキシブルに使える現金が使い勝手が良いというのもうなずけます。
贈る側からすると、「ちょっと生々しいかな」などという想いもあるかもしれません。その場合は商品券を贈るのもいいかもしれませんね。
ただし、目上の人の出産祝いに現金を贈ることはマナー違反になるので注意しましょう。
2位は「紙おむつ」。必ず必要になるもので、しかも消耗品なので、いくらあっても困らないということでしょう。ただし、贈る際はサイズとメーカーに要注意。あらかじめ確認しておくと確実です。
ギフトにしては実用的過ぎると思う場合は、紙おむつをデコレーションした「おむつケーキ」を贈るのもいいでしょう。
3位は「ベビー服」。かわいいベビー服を着せたいと思っても、すぐに大きくなるため、高価なベビー服の購入に二の足を踏むママも多いそう。それだけに、ブランドもののベビー服などをプレゼントしてもらうと嬉しいというママが多く見られます。なお、ベビー服を贈る際は、サイズはもちろん、着る季節も考慮して贈るようにしましょう。
4位は「おくるみ」。おくるみは赤ちゃんのからだを包む以外にも、おむつ替えシートやバスタオル、ブランケットなどいろいろな用途に活用できますし、複数枚あっても洗い替え用に使えるので便利です。また、大きめのサイズであれば、赤ちゃんが大きくなってからも使えます。
1枚布タイプが使い勝手が良いとされていますが、肌ざわりの良い高級なものをはじめ、UVカット付き、フード付き、ファスナー付きなど、いろいろな種類があるので選ぶのも楽しいですね。
5位は「ベビー食器」です。赤ちゃんが離乳食を食べ始める生後5ヵ月〜6ヵ月から使うものなので、出産祝いの時期はまだ用意していない可能性が高く、喜ばれるギフトのひとつになっています。
おすすめは電子レンジや食洗機に対応したもの。また、テーブルに吸着して落下しないシリコン製のものも人気です。
個性が光る出産祝いも
出産祝いはいろいろな人たちから贈られるので、どうしても品物が被ってしまうケースがあります。そんなとき、贈る人の個性が光るギフトはいかがでしょう。定番ではないけれど、人気のあるユニークなギフトをいくつか紹介します。
ボタン型スピーカー
赤ちゃんお気に入りのぬいぐるみにボタン型スピーカーを取り付け、スマホアプリと連動させることで、ぬいぐるみを通して、赤ちゃんと話をしたり歌ったりとコミュニケーションを取ることができます。
ふわふわえほん
布でできたカラフルな絵本で、赤ちゃんがさわるたびに音が鳴るというもの。布製なので、折れたり破れたりする心配もなく、汚れたら洗うこともできます。
名入れギフト
ベビー服やベビー食器などギフト自体は定番でも、そこに赤ちゃんの名前を入れるだけで特別なプレゼントになります。ベビー用品のお店では名入れを行っているところも多いので、調べてみてはいかがでしょうか。
ママ向けのギフト
赤ちゃんのお世話をするママは連日大変。そんなママに向けてギフトを贈るのもいいでしょう。たとえば、授乳ケープや授乳枕、リラックスのためのカフェインレスコーヒーやスキンケアアイテム、また、忙しいママの代わりに掃除等を行ってくれる家事代行サービスのクーポン券なども喜ばれます。
これまで出産祝いについて、いろいろとご紹介してきました。
新しい生命の誕生は本当におめでたいもの。心を込めて、喜んでもらえる出産祝いを贈りたいものです。とはいえ、出産祝いが思わぬ出費になってしまうことも。そんなときは多目的に使えるカードローンを一時的に活用してみるという方法もあります。気になった方はぜひチェックしてみてください。
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