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デビットカードの歴史って?
現在までの進化について徹底解説

デビットカードは、手元に現金がなくても手軽に決済ができるうえに、使いすぎる心配もない便利なキャッシュレスサービスです。しかし具体的にどのようなサービスかわからず、申込みに踏み切れないと感じる方も多いでしょう。サービスを利用する前にその歴史について知っておくと、安心感を持って利用をはじめられます。

そこで今回は、デビットカードが登場してからこれまでたどってきた歴史を、そのルーツ、進化、そして現在の普及状況に至るまで、時系列に沿って解説します。本記事を最後まで読むと、デビットカードについてより深く理解でき、安心して使えるようになるでしょう。

これからデビットカードを利用する予定の方や、デビットカードが今後拡大していくか知りたい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

1. デビットカードの誕生

はじめに、デビットカード誕生の経緯について解説します。デビットカードのルーツについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

デビットカードのルーツ

デビットカードのルーツは20世紀後半のヨーロッパで、最初は小切手の代替として用いられました。小切手には発行時や郵送時等に費用がかかるため、コストをカットできるデビットカードが普及しはじめます。

デビットカードは口座から直接引落しがされる即時払い型決済であり、クレジットカードの審査に通らない方も所持できる点が魅力です。海外では日本よりもクレジットカードの審査が厳しい傾向にあり、審査が厳しくないデビットカードは海外で利用者を増やしていきます。

クレジットカードの歴史との違い

デビットカードよりも先に普及したのが「クレジットカード」です。クレジットカードは「つけ払い(後払い)」がルーツであり、旅行や高級品の購入等、出費が大きくなる際に手持ちのお金がなくても支払える点から重宝されました。

その後に登場したデビットカードは、クレジットカードとは異なり、日常的に使える小さな取引で需要を高めていきました。

日本におけるデビットカードの登場

日本でデビットカードのサービスが開始したのは、1999年のことです。最初に開始したサービスは「J-Debit」という形式でした。J-Debitとは、銀行のキャッシュカードをデビットカードとしても使えるサービスのことです。J-Debitに対応したキャッシュカードを所持していれば、そのままデビットカードとしても使える手軽さが魅力となります。

しかし2025年6月現在、日本で一般的なデビットカードは、VISAやJCB等国際ブランドの加盟店で使用できる「ブランドデビット」です。ブランドデビットが主流となった主な理由は、利用できる店舗の多さにあります。国内の限られた店舗でしか使用できないJ-Debitに対し、ブランドデビットは選択した国際ブランドの加盟店であれば国内外の様々な場所で決済可能です。

J-Debitとブランドデビットの特徴や異なる点をくわしく知りたい方は「デビットカードとは?クレジットカードとの違いやメリット・デメリットまで徹底解説」をチェックしてください。

後払いではなく即時払いである点から使いすぎる心配がなく、15歳以上なら申込めるハードルの低さもあり、ブランドデビットは日本国内でも利用者が増加中です。

2. デビットカード技術の進化

次に、デビットカードの技術の進化について紹介します。デビットカードがどのように便利になっていったのか、その過程を見ていきましょう。

磁気カードからICチップのカードへ

デビットカードの技術は磁気カードから、ICチップカードへと進化しています。磁気カードとは、磁気テープに情報を記憶させたカードのことです。対してICチップのカードは、集積回路を内蔵したチップが搭載されています。

ICチップのカードが登場するまで普及していた磁気カードには、以下のデメリットがありました。

  • 磁気が弱まると使用できなくなる(磁気不良)
  • カード情報を盗み取られる(スキミング)リスクがある

しかしICチップのカードは磁気不良が起こりにくく、情報が暗号化されている点から不正利用を防止しやすい利点があります。ICチップを搭載したデビットカードは「キャッシュレス決済を使用するうえで不正利用が不安だな」と感じる方に適したサービスと言えるでしょう。

また近年、決済端末にカードをかざすだけで決済できる、タッチ決済も増えています。
技術の進歩により、デビットカードはより使いやすく、安全性の高いサービスへと進化を遂げています。

とはいえ、不正利用の被害にあう可能性はゼロではありません。紛失・盗難やフィッシング詐欺等、デビットカードの情報を盗み取られるリスクは存在します。デビットカードを安全に使用したいと考えている方は、「デビットカードの危険性とは?不正利用の手口や被害を防ぐ対策について解説」も参考にしてください。

3. デビットカードの今

ここでは、デビットカードの現在の利用者数や、今後さらに拡大していくのかを解説します。デビットカードが今後さらに普及していくのか、気になる方は必見です。

近年デビットカードの発行が増加傾向に

デビットカードの発行枚数は、近年増加傾向にあります。日本銀行 決済機構局が2025年1月に発表した決済動向(2024年12月)によると、2018年には4億4,513万枚だったデビットカードの発行枚数は、2023年では4億6,659万枚に増加しています。また、決済件数も2018年時点で2億6,000万件だったところが、2023年では9億400万件と大きく上昇していました。

デビットカードの発行枚数が増加している主な要因には、キャッシュレス決済が主流となってきた点が大きいと推測されます。キャッシュレス決済は現金と異なり「お金を持ち歩かなくていい」「ポイント還元を受けられる」等、メリットが豊富です。

また、2019年に閣議決定された「成長戦略フォローアップ」では、2025年6月までにキャッシュレス決済比率を4割程度にすることを目指すと発表され、キャッシュレス化を推し進められている点も要因に挙げられます。

クレジットカードと異なり審査なしでも発行できるデビットカードの需要は高く、キャッシュレス決済の普及に伴い、さらに発行枚数は増加すると予想されます。

他決済手段との連携も

デビットカードは、スマホ決済との連携でも活躍中です。スマホ決済とは、SuicaやICOCA等の電子マネーや、PayPayや楽天ペイ等の二次元コード決済、スマートフォンで支払いできるサービスを指します。デビットカードの多くはスマホ決済と紐づけることで、事前にチャージせずにスムーズに支払いが可能です。

例えば池田泉州銀行が提供する池田泉州デビット(JCB)は、Apple PayやGoogle Pay、QUICPay+(クイックペイプラス)等全国各地の加盟店で利用できる決済サービスと紐付けできます。

スマホで支払いができるスマホ決済サービスは、その手軽さから近年普及が進んでいます。スマホ決済と相性が良いデビットカードは、今後より需要が高まるかもしれません。

  • Apple Pay は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • Android、Google Pay は Google LLCの商標です。

4. まとめ

デビットカードは、20世紀後半に誕生し、小切手の代わりに普及したサービスです。日本では1999年に、J-Debitのサービスが登場しました。現在ではVISAやJCB加盟店で使用できるブランドデビットが主流となっています。

ブランドデビットは国内外の様々な店舗で利用できる点が魅力で、スマホ決済との相性の良さもあり発行枚数は増加を続けています。磁気カードからICチップへの技術進化により、安全性も高まりました。

クレジットカードの発行が難しい方や、不正利用や使いすぎを防止したい方は、ぜひデビットカードの発行を検討してください。

これからデビットカードを発行するのであれば、池田泉州デビットへの申込みがおすすめです。

池田泉州デビットのメリット

  • ブランドデビットであり国内外で使える
  • 決済金額に応じてポイントまたはキャッシュバックがある
  • 池田泉州デビット(JCB)の場合、Apple Pay/Google Pay対応でスマホ決済に利用できる

メリットが豊富な池田泉州デビットを発行して、安全・安心なキャッシュレスをはじめましょう。

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