念願のマイホームを手に入れるなら・・・
新築と中古、どっちがいいの!?
いよいよ念願のマイホームを購入するとなったとき、まず検討するのが、戸建てにするか、マンションにするか。そして、新築にするか、中古にするかではないでしょうか。
ここでは後者の新築物件と中古物件のどちらにするかを選択する上で、判断材料となる両者の特徴をくわしく紹介していきます。マイホーム購入の際の参考にしていただければ幸いです。
(1)マイホーム所有者の入手方法は?新築と中古、どちらが多いの?
現在マイホームを所有している人々は、どのような方法で住宅を取得したのでしょうか。
総務省の調査を見てみると、「新築の住宅を購入(注文住宅)」が30%超と最も多く、次いで「新築の住宅を購入(建売住宅)」の22.5%で、「中古住宅を購入」は14.7%となっています。
このデータを見ると、人生のなかでも大きな買い物となるマイホームは、自分好みの住宅を新規に建てたいと考える人が多いようです。
マイホームの取得方法
- 出典:総務省「平成30年 住宅・土地統計調査」/「建築の時期,住宅の購入・新築・建て替え等別持ち家数 - 全国(2018年)」をもとに作成
(2)新築物件のメリット&デメリット
新築物件のメリット
すべてが新しい
新築物件の最大のメリットは「新しさ」でしょう。誰も住んだことのない、まっさらなところで暮らすのは気持ちの良いものです。また、新築であれば、基本的に最新式の設備や資材・部材が使われるため、キッチンやバスルーム等の設備は機能面に優れ、さらに断熱性、気密性、耐震性等の住宅性能も高くなっています。
自由度が高い
注文住宅を建てる際の「自由度の高さ」は魅力です。好みやライフスタイルに合わせて、間取りやしつらえなどを自分仕様でつくることができるのは大きなメリットといえるでしょう。
税金の優遇措置がある
購入の際、「税制の優遇」を受けることができます。中古住宅の購入でも税制の優遇措置は適用されますが、不動産取得税、住宅ローン控除など、新築のほうがより手厚い制度が設けられています。
新築物件のデメリット
購入価格が高い
新築物件のデメリットとして価格が高いことが挙げられます。最新の設備を使い、住宅性能が高いという理由に加え、新築マンション等の場合は広告宣伝費などが上乗せされ、そのぶん割高になっているケースもあります。
希望エリアで見つけにくい
通勤・通学のしやすさ、周辺環境の良さなど、立地は住まい選びの大きなポイントとなります。一般的に住みやすいといわれる人気エリアで、希望にかなう新築物件を見つけることはなかなか困難です。もし見つけたとしても、競争率が高く、早々に売れてしまったり、価格が予算オーバーという可能性があります。
(3)中古物件のメリット&デメリット
中古物件のメリット
購入価格が安い
中古物件のいちばんのメリットは「価格の安さ」でしょう。新築物件も1年住んでしまえば、中古物件となり、価格は大幅に下がります。なかには劣化している物件もありますが、リフォームやリノベーションを施すことで、快適に住むことができます。
建物の状態を確認できる
購入前に建物の状態を確認できるのはメリットといえます。日当たりや風通しから、間取り、設備の劣化具合、コンセントの位置などまで細部にわたって確認できるので、納得した上で購入することができます。
希望エリアで見つけやすい
人気エリアや駅近エリアで物件を探す場合、新築では選択肢が限られますが、中古であれば、いろいろなタイプの住まいを見つけられる可能性が広がります。
中古物件のデメリット
設備や内装等が古い
中古物件の場合、旧式の設備が使われていたり、内装も使用感があるケースが多く見受けられます。特に劣化しやすい水回りは要注意。そのまま使用することもできますが、快適性に劣る上、設備等はすぐに故障してしまうリスクがあります。その場合、修繕やリフォームを行うことになり、そのぶんのコストがかかります。
耐震性能に注意
耐震性能については、建築基準法で1981年6月に新耐震基準、2000年6月にさらに厳しい基準が設けられています。とはいえ、1981年以前に建てられた建物が必ずしも耐震性に不安があるというわけではありませんが、気になる場合は新築時の耐震性能やその後の修繕履歴などを調べてみるといいでしょう。
住宅ローンの審査が厳しめ
住宅ローンを組む場合、購入する住宅に抵当権を設定します。つまり、住宅を担保にして資金を借り受けるわけですが、あまりに築年数が経っていると、住宅の資産価値が低く審査され、希望した金額や返済期間で住宅ローンを組めないというケースが出てきます。
(4)新築に向く人、中古に向く人、あなたはどっち?
新築物件も中古物件もそれぞれにメリットとデメリットがあることをおわかりいただけたと思います。
一般的に新築より中古のほうが安価とされていますが、立地や築年数、広さなどによっては中古のほうが高価なケースもあります。また、中古であっても、築年数が浅かったり、リフォーム・リノベーション済みの物件は、新築とあまり変わらない状態のものもあります。
では、新築にするか、中古にするかはどこで判断すればいいのでしょうか。
「せっかくのマイホームなのだから、新しい家に住みたい」という想いが強い人は、新築物件を選ぶべきでしょう。エリアや立地環境を重視するなら、新築・中古に関わらず、幅広く探すほうがいいでしょう。また、最初から「自分好みにリノベーションしたい」と考えているのであれば、中古物件がいいでしょう。
まずは物件を購入する上で、譲れない条件を書き出してみることをおすすめします。
新築にしても中古にしてもマイホームの購入には多額の費用が必要になります。
池田泉州銀行の住宅ローンは、ニーズに合わせて選べるプランやお得なプラン、うれしい特典などをご用意しています。マイホーム購入をご検討されている方はぜひご活用ください。
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